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ペーパーレス会議とは?

2024.06.19 コラム

ペーパーレス会議とは?メリット・デメリットや導入する際のポイントを解説

ペーパーレス会議は、従来の紙の資料や文書を使用せず、電子的な手段を用いて会議を進行する方法です。この方法では、参加者が電子デバイスを使い、会議資料や文書を閲覧し、共有します。

企業がペーパーレス会議を導入することには、業務効率の向上やコスト削減といったメリットがあります。しかし、デメリットも存在するため、導入を検討する際には、それらを理解しておくことが重要です。

本記事では、ペーパーレス会議のメリットとデメリット、そして導入する際のポイントを解説します。

ペーパーレス会議とは

ペーパーレス会議とは、紙の文書や資料を電子的な形式に置き換えておこなう会議のことです。参加者はパソコンやスマートフォンといった電子デバイスを使用して、資料の閲覧・共有ができます。

例えば、電子メールやチャットツールを利用して資料を送ったり、クラウドストレージを通じて資料を共有したりすることができます。

書類の印刷や配布にかかる時間やコストを削減できることに加え、ビデオ会議ツールを使用したリモート会議も実現可能で、業務効率の向上を期待できるでしょう。

ペーパーレス会議の導入時は、参加者全員が電子デバイスの操作に慣れるまでの時間を考慮する必要があります。また、導入のデメリットについても把握しておくことが重要です。メリット・デメリットについては、次の章で説明します。

ペーパーレス会議のメリット

ペーパーレス会議には、次の5つのメリットがあります。それぞれ解説します。


【印刷代・紙代などのコストを削減できる】


ペーパーレス会議では、印刷物や紙の使用を大幅に減らすことができます。

通常、紙を使った会議では印刷代、紙代、プリンターの管理、保管などのコストが発生します。しかし、ペーパーレス会議を導入することで、これらのコストを削減できるのです。

また、紙の節約になり、環境に対する貢献も期待できます。


【遠隔(リモート)会議に対応できる】


電子デバイスを使用した会議では、オフィスや自宅など、さまざまな場所からの参加が可能です。

遠隔地のメンバーやリモートワーカーとも、効果的なコミュニケーションを取ることができ、移動時間の削減にもつながります。

地理的な制約を超えて効率的な会議を実現することで、従業員の働きやすさが改善し、離職の防止にもつながるでしょう。


【会議準備の手間を削減できる】


ペーパーレス会議では、プレゼンテーション資料や文書をデジタル形式で作成し、オンラインで共有するため、印刷や配布、保管などの手間を大幅に削減できます。

さらに、デジタルツールの活用により、資料の作成や更新も簡単になります。すると、他の重要な業務に割ける時間が増え、企業の業績にも好影響をもたらす可能性が高いでしょう。


【会議直前でも資料の修正・差し替えが可能】


紙の資料の場合、急な変更や追加情報があると、新たに印刷や配布をおこなう必要があり、手間がかかってしまいます。

一方、デジタル形式の資料を使用する場合、会議直前であっても、数クリックで資料の修正や差し替えが可能です。これにより、会議の遅延を防ぎつつ、効率性や柔軟性が向上します。


【情報漏えいのリスクを低減できる】


紙の資料は、移動中に紛失や破損のリスクを伴い、機密情報の場合、企業の信用問題に発展する恐れがあります。

ペーパーレス会議では、デジタルフォーマットでの資料共有やアクセス制御を行うことで、紙の資料に起因する情報漏えいのリスク軽減が可能です。

また、セキュリティ対策の強化により、機密性の高い情報を安全に管理できます。

ペーパーレス会議のデメリット

ペーパーレス会議は、次のようなデメリットもあるため知っておいてください。


【紙に比べ一覧性が低い】


ペーパーレス会議では、画面上に表示される情報が、紙の資料に比べて見づらいことがあります。

特に、大量の情報や複数の文書を同時に表示する場合、画面の整理や閲覧が難しくなります。

これにより、参加者が情報を見落としたり、情報を把握するまでに時間がかかったりする可能性があるでしょう。


【メモが取りづらい】


紙の資料と比べて、画面上でのメモや注釈の取り方に制約が生じることがあります。

特に、デジタル資料に直接メモを書き込むことが難しい場合、情報の整理や記録を行いにくくなります。

これは、会議での意思疎通や議事録の精度に影響を与える可能性があるでしょう。


【使用者にITリテラシーが必要】


ペーパーレス会議を効果的におこなうためには、デジタルツールやオンラインサービスの操作に慣れていることを求められます。特に、高度な機能を使用する際、参加者のITリテラシーが求められます。

ITに不慣れな人や高齢者、デジタルデバイスへのアクセスが制限されている人にとっては、操作方法のレクチャーが必要であり、ペーパーレス会議への参加が難しい場合があります。

ペーパーレス会議を成功させるためのポイント

ペーパーレス会議成功のために、次の点が重要です。


【段階的に導入する】


ペーパーレス会議を導入する際には、一度にすべての業務や部署に適用するのではなく、段階的な導入が重要です。

まずは小規模な試験運用から始め、徐々にシステムを拡大していくことがおすすめです。このアプローチにより、従業員が新しいシステムに慣れるための時間を確保できます。


【端末に合わせた資料を作成する】


資料の見やすさは、会議の成果を大きく左右します。参加者が使用する端末やデバイスに合わせた、適切なフォーマットや閲覧方法で資料を作成することが重要です。

デスクトップPC、タブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイスで快適に閲覧できるようにしましょう。


【社内にペーパーレス化の必要性を周知する】


ペーパーレス会議の導入には、社内の関係者や従業員がその必要性を理解し、積極的に参加することが不可欠です。

経営陣や管理者は、ペーパーレス化のメリットや目的を明確に伝え、従業員の共感を得るための啓発活動を行いましょう。


【適切なツールやシステムを選ぶ】


ペーパーレス会議を成功させるためには、適切なツールやシステムの選定が重要です。会議の目的や参加者のニーズに合わせて、使いやすいインターフェースと必要な機能を備えたツールを選びましょう。

また、セキュリティやデータ管理の観点から、信頼性の高いシステム選びも大切です。

まとめ

ペーパーレス会議の導入は、ただ業務をデジタル化する以上の意味を持っています。これは企業が持続可能で効率的な働き方を実現するための重要なステップです。

段階的に導入し、適切なツールとシステムを選定することで、会議の効率を向上させるとともに、環境への負担を減らすことが可能です。

ペーパーレス会議の成功は、組織全体の協力と、新しい技術への適応が鍵となります。より良いビジネス環境と、働きがいのある職場を構築するために、ペーパーレス会議に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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