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【2023年】AI-OCRおすすめ10選の特徴と比較

2023.04.10 コラム

AI-OCRおすすめ製品の特徴と比較ポイントを解説【2023年】

帳票などの書類に、手書きや印刷された文字を読み取り、データ化して業務効率化を図るシステムがOCRです。そして、このOCRの文字認識率を機械学習によって向上した高精度な技術が、AI-OCRです。

AI-OCRはサービス・製品ごとに特徴があり、紙文書のフォーマットや業務内容により、適した製品が異なります。業務を自動化し、より高い効率化を実現するには、自社に合うAI-OCRの導入が重要です。

そこで、企業や団体でAI-OCRを導入する際、検討材料として役立つAI-OCRおすすめ10選と、製品の特徴&比較ポイントを解説します。

AI-OCRおすすめ10選

おすすめのAI-OCR製品10選の特徴を紹介します。自社に合うAI-OCRを探す際の参考にしてみてください。

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【よみとる】


最低利用期間のしばりがなく、業界初となる初期費用や固定の月額費用もないため、すぐにスタートしやすいハイブリッドAI-OCRです。単発利用OKなので、1枚100円~気軽に試すこともできます。

人力とAI-OCRによるデータ抽出の掛け合わせなので、文字再現率は限りなく100%に近い数字を誇ります。スキャンしたデータのコピペも可能で、業務効率化に最適です。

利用者側がおこなう作業は、登録・支払い後、データ受領と請求書・領収書を発行するのみです。テンプレート登録や文字抽出、文字データ納品は、ベストプランナー側におまかせできます。

料金シミュレーションを、公式サイト上ですぐにできるのも便利です。ぜひチェックしてみてください

特徴

■業界初の紙・PDFからの文字抽出
■テンプレート作成不要
■人が確認する安心のハイブリッド対応
■初期費用、テンプレート作成費用0円
■最低金額設定、文字抽出品質による値段の変動なし
■料金は枚数カウントでわかりやすい
■たくさん使うほど利用単価が下がる仕組み
よみとる

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【AIよみと~る】


NTT東日本が提供するAI-OCRです。稼働削減をサポートし、働き方改革の実現に役立ちます。

読み取り精度は「96.71%」、20,000文字を超えるトライアルの結果、導きだされた数値です。トライアル結果も公式サイトで紹介されています。

料金は、読取箇所が月6千までは月額33,000円、それ以上は従量利用料制です。1年の最低利用期間があるため必ず確認してください。

よくある活用事例や、業務効率化の手法ノウハウなどガイドが豊富なので、参考にしてみてください。

特徴

■無料デモ体験あり
■稼働時間の削減率単純平均61.69%
■直感的で使いやすい、ブラウザベースの利用者画面
■「おまかせRPA」と連携し、自社システムへ自動入力
■初期費用なし
■最低利用期間12ヵ月(中途解約金あり)
AIよみと~る

AIよみと~る

【AIスキャンロボ】


完全自社開発、クラウドサービスならではのサポートが充実しています。AIの解析で必要な情報を読み取り、表形式では1行もしくは列ごとに1箇所の指定のみで、従来のOCRでは困難だった複雑な段組の帳票も読み取れます。

50%コスト削減など、掲載されている他社の事例からも、大幅なコストダウン・業務効率化に貢献可能なことがわかります。

テンプレート作成代行ありですが、作成数が多い場合は別途相談のため確認してください。料金も問い合わせになります。

特徴

■無料デモ体験あり
■RPAとの連携で自動化をサポート
■テンプレート作成代行あり
■テンプレートの自動判別可能
■複雑なテーブルの読み取り機能
■5ヵ国語に対応
AIスキャンロボ

AIスキャンロボ

【CLOVA OCR】


メッセージアプリで有名なLINE株式会社によるAI-OCRです。作業時間だけでなく、確認・承認作業も含む業務プロセス全体の効率化や、社内全体のDX推進に役立ちます。

ランニングコストが想定しやすく、項目数が多い大量の書類の読み取りも使いやすくなっています。お客様専任担当者がサポートありなので、問い合わせしやすいです。

ケースごとの利用プラン・料金例が紹介されているので確認してみてください。

特徴

■30日無料デモ体験あり
■初期費用なし
■1枚ごと(最大50項目)の課金制
■悪条件下でも高精度に読み取り可能
■特定帳票の特化型AI-OCRあり
■最短2営業日で導入
CLOVA OCR

CLOVA OCR

【DX Suite】


市場シェア1位、業界最高水準の機能を持ち、金融、製造、建設・不動産、自治体など2,300社以上の導入事例のあるAI-OCRです。

料金は3つのプランに分かれており、それぞれ無料枠が設けられています。プランに応じて電話やメールでのサポートがあり、各種マニュアルや動画コンテンツも充実しています。

特徴

■2種類の1ヶ月デモ体験あり
■利用量に応じた3つのプラン
■プランにより20万円の初期費用あり
■RPA、文書管理システムなど各種システムと連携
■5ヵ国語に対応
DX Suite

DX Suite

【eas】


AI-OCRが不得意な手書き文字でも、人目で入力するため高精度なデータ化が可能になっています。

24時間365日対応可能なクラウドワーカーとの連携で、1,000枚程の書類の場合、平均1時間以内に納品可能です。確認・修正作業もクラウドワーカーが行うので、業務時間の削減が実現できます。

企業専用サーバーにデータを保管できるため、高いセキュリティが必要な場合にも向いています。

特徴

■クラウドワーカーと連携したスピーディーな納品
■シンプルな操作性で誰でも簡単に設定できる
■導入後の業務フロー構築支援あり
■個別のサーバー環境など、万全のセキュリティ対策
■初期費用あり
■トライアルプランは有料
eas

eas

【SmartRead】


コージェントラボの独自開発AIで、多種多様なドキュメントを素早く正確に読み取り、情報を抽出します。文脈を理解しながら、様々な文字を読むことが可能です。AIの事前学習は不要です。

読取結果の確認は、独自機能で作業時間を短縮します。サードパーティツールを通し、業務システム等への連携もスムーズなので、企業のデータ活用やDXを推進できます。

1枚あたりの料金は、読み取る文書の種類・内容により異なるため要問い合わせです。活用セミナーも行っており、参考にできるでしょう。

特徴

■誰でも使いやすいUI/UX
■充実した外部連携機能
■文書の仕分け機能を標準装備
■初期費用なし
■料金プランは3つのクラウド版とオンプレミスプラン
■万全のセキュリティ
SmartRead

SmartRead

【スマートOCR】


国税庁など、官公庁での導入が多く、1,150社以上の導入実績があるAI-OCRです。TVニュースでも紹介されています。

書式の形式にかかわらず、帳票画像をデータ化できます。違う帳票も、共通のテンプレート、も自動でデータ抽出可能です。

AI-OCRの選び方セミナーも開催しており、導入前の参考にできます。作業時の操作画面の動画があり、実際の利用の雰囲気も確認可能です。

特徴

■無料デモ体験あり
■直感的な操作で簡単にできる、抽出条件の設定
■2段階認証などの高セキュリティ
■初期費用なし
■月々の利用量の変動による超過料金なし
スマートOCR

スマートOCR

【DEEP READ】


グローバルベースで新事業の開発を行うEduLab社開発のAI-OCRです。大規模調査事業の受託業務では、手書き文字処理でDEEPREADを活用し、業界最高水準でのパフォーマンスを達成しています。

非定型書類の対応は、導入予定となっています。機能紹介セミナーも開催しており、参考にできるでしょう。料金を知りたいときは、見積りを取ってください。

特徴

■読み取り速度は1枚あたり1,078枚
■コスト削減率93%
■表形式は自動で読み取りエリア設定可能
■どんな形の帳票にも対応できるカスタマイズ機能が充実
■強固なセキュリティ
■2週間無料トライアルあり
DEEP READ

DEEP READ

【AnyForm OCR】


マスタ参照や明細行の演算処理など、実践的で使いやすい機能が豊富な帳票データ化ソフトです。自動仕分けの機能が便利なので、帳票の種類が多い場合におすすめです。

システム利用側の自社内に設置する、オンプレミス構成の3種類の製品構成。企業ごとの導入事例が公開されており、導入の参考にできます。

特徴

■ノンプログラミングで誰でも帳票設計できる
■RPA製品と簡単連携
■認識結果の確認が簡単
■3種類の構成プラン
AnyForm OCR

AnyForm OCR

AI-OCRを選ぶときの比較ポイント

様々なAI-OCRサービスがある中で、次の6つの点を比べると、自社にマッチしているかどうかが判別しやすくなります。

【セキュリティ要件を満たしているか】


万が一、扱うデータが流出すると、大きな損害が発生します。製品が、自社や取引先のセキュリティ要件をクリアしているか必ず確認しましょう。

AI-OCR製品は、データの処理をクラウドサーバー上で行う「クラウド型」と、自社サーバー内で行う「オンプレミス型」の2つに分かれます。

クラウド型を検討する場合、情報漏洩のリスクはどうかを確認します。

特に、機密性の高い情報を扱う場合や規約が厳しい場合は、データを社外で処理することのないオンプレミス型がおすすめです。企業専用サーバーにデータを保管できる「eas」などの製品も向いています。

官公庁や自治体では、オンプレミス型ならLGWAN(行政専用ネットワーク)で使えるメリットがあります。

【多言語に対応しているか】


海外の取引先や支社ともやり取りしている、またはする可能性がある場合や外国人の従業員がいるといった場合は、日本語以外の文字も読み取れるか確認しましょう。

5カ国語に対応など、多言語に対応したAI-OCR製品も複数あるので、それぞれ比較してみてください。

【外部システムと連携できるか】


さらなる業務効率化を図るには、AI-OCRでテキストデータ化した後、外部システムに連携しスムーズに次の処理に進める製品を選ぶのがおすすめです。

RPAシステムや会計・経理事務システムといった、自社で使うシステムと連携はできるか、連携はオプションで追加費用があるか、連携は不可能でもシステムに連携できるCSVファイルなどを出力可能かなど、確認しましょう。

【読み取らせたい帳票に対応しているか】


AI-OCRが読み取れる帳票は、主に次の3つに分けられます。製品ごとに対応する帳票タイプが異なるので、読み取らせたい帳票に合うタイプの製品を選ぶのが重要です。

定型帳票

フォーマットが決まった帳票(申込書、アンケート、自社発行の書類など)
※定型帳票のみ対応の製品は、読み取り箇所を定義済みなので、AI-OCRが文字を探す必要がなく、処理が速い傾向があります。

准定型帳票

項目は共通だが、書類によって形式が違う帳票(請求書、納品書など)
※AI-OCRが読み取り箇所を探してから認識するため、定型帳票よりも処理が遅い傾向があります。

非定型帳票

形式がバラバラでフォーマットが決まっていない帳票(領収書、契約書、報告書など)

この他に、請求書のみなど、特定の帳票に特化した製品もあります。定型帳票以外の読み取りは、製品によって使いやすさに差があります。効率化のため、自社に合うか確認しましょう。

【帳票の自動仕分け機能が備わっているか】


帳票の種類が多いと、AI-OCRの使用前に帳票を仕分けする必要があり手間がかかります。

この場合、帳票をまとめて読み込ませ、キーワードを認識し、帳票の種類を自動で仕分けできる機能のある製品がおすすめです。仕分け方法は製品ごとに違うので確認しましょう。

例として「AnyForm OCR」は、自動で仕分けた帳票ごとに様々な作業ができるので、効率的です。

【手書き・活字どちらの読み取りが得意か】


製品ごとに、人の手で書いた文字と印刷された文字、それぞれの対応や読み取り精度が異なります。どちらの書類が多いか確認し、読み取りたい文字に合うAI-OCRを選びましょう。

読み取る文字種の強みごとにAI-OCRを分けると、次の3つに分類できます。

手書き文字が得意な製品

アンケートや申込書など、クセのある手書き文字でも高精度で認識したい場合におすすめです。

活字が得意な製品

請求書などを、フォーマットがバラバラでも、設定の手間なく処理したい場合におすすめです。読み取らせたい帳票のフォーマットと、製品の対応フォーマットを確認しましょう。

手書き・活字どちらも可の製品

手書きと活字、両方が含まれる書類が多い場合におすすめです。

加えて、文字以外の読み取り(チェックマークやバーコードなど)も可能か確認しましょう。

AI-OCRは、従来のOCRでは認識率が低かった手書き文字の認識に有効な技術です。活字のみの認識の場合、AIでないOCRでも、不便はない可能性もあります。

AI-OCRを導入することで得られるメリット

AI-OCRを取り入れると、主に次の3つのメリットがあります。どれも、企業や組織を良い方向に導く大きな要因です。

【データ入力業務の削減】


今までのように、紙に書かれた内容を人の手でパソコンに1つずつ入力し、データ化するのは時間も負担もかかり大変です。どうしてもミスも出るので、正確なデータにするには目視でのダブルチェックも必須です。

そこで、AI-OCRを使うと、文書をスキャンするだけで素早く認識しデータ化できるため、人力の作業を大幅にカットできます。しかも、AI-OCRのほうが数秒で処理できるので確実に速く、従来のOCRでは不可能だった手書き文字や外国語、レイアウトがバラバラの書類も読み取れます。

扱う書類が多いなど、より効率化したい場合は、読み取り範囲などの設定が不要な製品や、自動仕分け機能のある製品を選んでみてください。データ化はAI-OCRにまかせ、人間は他の業務に時間を活かせるので、生産性と業績アップにつなげられます。

【RPAや外部システムとの連携で業務効率化】


データは、抽出業務だけでは終わらないことがほとんどです。従来のOCRでは、読み取った書類の内容の判別までは不可能でした。そのため、読み取ったデータを人手で業務システムに紐づける必要があり、負担になっていました。

そこで、RPA(Robotic Process Automation:人手でのパソコン作業をプログラムされたソフトウェアが自動で行う技術)や、API連携(システム同士を接続し、機能を共有する仕組み)と、AI-OCRを連携することで、抽出したデータの処理まで自動化でき、さらなる効率アップが実現できます。

製品選びでは、外部システムとの連携のしやすさもチェックしてみてください。

【フォーマットが異なる帳票に対応】


従来のOCRでは、レイアウト、項目、読み取る位置などを、人が確認・設定する手間がありました。また、手書き文字の読み取りでは、枠からはみ出た文字は認識できないといったことも課題になっていました。

AI-OCRでは、すべて自動認識するので、フォーマットがバラバラの大量の書類を、面倒な設定をせずにデータ化できます。AIは、大量の文字データから文字の特徴をディープランニングで学習するため、枠がなくても読み取り可能です。

まとめ

おすすめのAI-OCR製品と選ぶときの比較ポイントを紹介しました。業務の要件は様々なので、その製品で希望の作業を実現できるのかなど、AI-OCRの製品は慎重に選ばなければなりません。

そのため、無料トライアルがあるものや料金が安いものなどから利用してみるのも良いでしょう。まず使ってみることで、導入前には不要だと思っていたけど、この機能はあったほうが良いなどの気づきがあるかもしれません。

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